ブログ

本日の来院患者さん:肩こり①

本日は、初めて来院の患者さんです。

肩こり

患者さんの訴えは、
ここ半年ほど肩こりがひどく、頭痛も頻繁に起こるそうです。

当院では、凝りを酷く感じる部分の確認をして、範囲を絞れるようであれば、部位を特定します。
しかし、肩こりの場合は漠然とした場所の特定しかできない事も、少なくありません。

今回は、範囲が広く感じていらっしゃる様で、ピンポイントでの場所の特定ができませんでした。
よくある事なので、全然問題ありません。
このような場合でも、施術中に特定されることもあります。

それ以外の、手の痺れや筋力を確認しました。
特に異常は見られません。

引き続き、頚部の可動域を確認します。
首の動き具合の確認と言った方が解り易いですね。

首の動きは、問題ありません。
患者さんも異常を訴えていませんでしたし、
私から見ても可動域に制限は見られませんでした。

その後、ベッドへ移動して頂き、検査に入ります。

最も重要視するのが、頚椎の状態確認です。

私は、筋肉だけの問題で、凝りが起こるとは考えていません。
必ず、それ以外に別の原因があると考えます。
実際に、この患者さんもそうでした。

頚椎の可動域に左右差がみられ、高さにより痛みを訴える部分がありました。
この検査は、私が手で頚椎の硬さや柔らかさの柔軟性を確認します。

先ほど、問診時に確認したときには、首の動きに異常はありあせんでした。
しかし、ベッド上で確認すると、異常が見られました。
これも、よくある事です。

頚椎は7つの骨が協力して、動きます。
数個の関節に問題があっても、動きに異常がみられないことがあります。
他の関節が代わりに動くためで、患者さん自身は異常を感じずにいられます。

必要に応じて、気の流れも確認し、施術方針を決定します。

今回は、頚椎の関節可動域の改善を主な目的とした、
施術を行っていきます。

施術方針さえ決まれば、後は施術です。

当院での鍼灸治療は、原則全身へ施術していきます。
今回は、腰から始めることとなりました。

「首の症状なのに、腰から?」
と思われる方も少なくありませんが、
肩こりと言っても、肩だけを施術していても、
症状の改善が良くありません。

原因は頚椎である首にあっても、
広い範囲からの施術が効果的です。

ベッド上にて東洋医学を用いた鍼灸施術を行いました。

患者さんの身体を確認することで、状態の改善度を知ることができます。

今回は、大方の症状の改善がみられる状態となりました。
頭痛も症状の改善に伴い解消されやすいため、
特別な頭痛の鍼は入れておりません。

頭痛の鍼を入れなかったののは、鍼の本数が増えると、
身体に負担となろます。
必要な場合を除いて、省きます。
特に肩こりからの頭痛は、肩こりの問題が改善されるだけでも、
頭痛が軽減すためです。

施術後は、寝方や座り方などを説明をさせて頂きました。

肩こりの場合は、基本的には症状がみられたときに来院をお願いしております。
今回は、患者さんのご希望もあり、後日の予約を取らせて頂きました。
現状維持を含め、定期的な施術は理想形です。

今回の施術は

施術名(治療名):はりきゅう治療 初診料:1650円 施術料:3850円 合計:5500円
でした。

当院では、東洋医学を元に鍼灸治療を行っております。
鍼灸治療は、基本的には全身に行います。
※症状が極端に強い場合は、局所になります。

特に首に力を入れております。
首や肩でお困りの方はぜひご相談ください。

Access