コラム

ストレッチの種類と役割

ストレッチという言葉はよく耳にします。そんなストレッチは種類があり、用途によって使い分けることでより効果に違いがあります。
上手に使い分けることはより有意義なものとなります。

ストレッチ

ストレッチとは

筋肉を伸ばすことをストレッチを言います。
アメリカで1960年代から広がり始め、当初は筋肉を伸ばすという単純なものでした。
現代では、スポーツ医学の発達により細分化されています。
効果についても、過去に効果があるとされていた理論が、現代ではまったく逆の効果になるなど、効果の違いが解ってきています。
ストレッチとは筋肉を伸ばすだけではなく、伸ばし方によって効果が変わり、使うタイミングによって結果も変わります。

ストレッチの目的

筋肉や関節の柔軟性を高めることで、ケガの予防や身体の機能向上と疲労の回復が目的です。
スポーツの場面はもちろん日常でも使うことにより、身体にかかる負担を軽減できます。
運動時では、どのストレッチをどのタイミングで行うかが重要です。運動能力を高めるためのストレッチなのか、疲労の蓄積を抑えるストレッチなのか。
運動時でなくても日常生活の場で、この後なにかをしなければいけない場合と寝る前に疲労を軽減するためのストレッチは違います。仕事も同じですね。

ストレッチは、上記以外にも心身の緊張にも影響を与えます。
ゆっくり伸ばすストレッチでは緊張がゆるみ、早いストレッチでは緊張がおこります。
これを上手に使い分けることで、タイミングの合ったストレッチを選択的に使い分けることができます。

ストレッチの種類とは

近代のスポーツ医学の発達で多くの分類がされています。
昨今では6つ以上の分類があります。しかし、ここでは3つの種類を取り上げます。
ストレッチの種類

動的ストレッチ

ダイナミックストレッチ

運動をする最初に行うストレッチ
関節の運動量は少なく、筋肉に熱と興奮を与えることが目的です。
ジョギングやブラジル体操が代表的です。ゆっくり走ることで熱を身体に発生させます。
あまり関節を動かさないということは、筋肉の収縮幅が少ないく身体への負荷が少なく熱を発生させます。熱を発生させ筋肉を徐々に興奮させることは、筋を柔軟にし運動初めのウォーミングアップ(準備運動)に適しています。

バリスティックストレッチ

身体を温めたのちに関節可動域を広げ、身体のパフォーマンスをあげることが目的です。
反動を使い関節を大きく動かし筋の収縮と伸張を最大限に起こします。
ダイナミックストレッチだけでは大きな運動には対応しにくく、スポーツで想定される最大の関節運動を行うのと心身の緊張を高める効果もあります。
身体への負担は大きくなることは、運動へのウォーミングアップの最終段階時に行う事が適しています。

静的ストレッチ

スタティックストレッチ

運動後のクールダウンで行うストレッチ
持続的なストレッチです。10秒程度ゆっくり伸ばし続けるストレッチ。
筋肉の伸張させ筋緊張を和らげます。筋肉の興奮を落とし疲労の蓄積を防ぎ、心身の緊張も下げることができます。
動的ストレッチでは、筋の緊張を落とすことができず、スタティックストレッチの方が向いてます。

このように動的ストレッチは運動前。静的ストレッチは運動後に行うストレッチです。
また、それ以外にもアクティブストレッチやパッシブストレッチ・アイソメトリックストレッチなどがありますが、ここでは説明を省きます。

まとめ

スポーツだけでなく、日常での疲労蓄積時にも使われるストレッチは少し、知識を得るだけでより効果が高いものとなります。
また、昔から行われているスタティックストレッチは注意点として、運動前に行うとケガが増えたりパフォーマンスの低下などの研究結果があります。ダイナミックストレッチをクールダウンで入れると疲労の蓄積があります。

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