コラム

腰痛は体幹の強化とストレッチの両方が重要

腰の痛みは筋肉によるものが多く、筋肉の改善がなされなければ症状の改善には、繋がりません。腰痛を起こす筋肉は、背骨の両脇にある脊柱起立筋が最も多く症状を出します。しかし、脊柱起立筋のみが悪さをしている訳ではありません。腰痛を改善・予防には脊柱起立筋と共に改善しなければいけない要素があります。

腰痛を改善するためには、今の症状がどこに原因があるかを知る必要があります。まずは、あなたの腰痛がどのタイプかを知りましょう。

 

腰痛のタイプ別分類

屈曲型腰痛

身体を前にかがめる動作で痛みがみられる最も多いタイプです。日常生活では「屈んで物を取ろうとしたときに痛む」「椅子に座ろうとしたときに痛む」などです。
骨盤の前傾という動きが制限されることにより、腰椎が必要以上に前かがみをしいられ腰に痛みとなり現れます。
これは、股関節と骨盤の動きが悪く、特に股関節周囲の筋肉と大腿部を中心とした、下肢後面の筋肉に柔軟性が無くなることによりみられます。

伸展型腰痛

身体を起こす動作で痛みがみられる2番目に多いタイプです。日常生活では「車から降りようとしたときや椅子やから立ち上がろうとしたとき痛む」「草むしりでかがみつづけた後に立ち上がろうとしたときに痛む」「腰に痛みが出て、腰を反らしたくなる」などです。
骨盤の前傾と腰椎の前弯が強くなることで、必要以上に腰が反り痛みとなります。
これは、腹の中にある腰椎を前から支える筋肉や大腿部内側の筋肉の柔軟性が無くなることによりみられます。

回旋型腰痛

身体を捻る動作で痛みがみられるタイプです。日常生活では「クルマで後ろのシートから物を取ろうとしたときに痛む」やスポーツ選手などに良くみられます。
骨盤の前傾が強い状態で、偏った身体の使い方があるためにみられます。
これは、腰部の外側にある筋肉の過度の疲労と筋力低下があり、腰椎を前から支える筋肉の柔軟性が無くなることによりみられます。

筋肉の柔軟性が低下することで関節の動きを制限が掛けられ、より筋肉に負担をかける悪循環により、腰の痛みとなります。

筋肉の柔軟性とは

筋肉の過度の使い過ぎや運動不足により筋肉は硬くなり、縮むことにも伸びることにも動きが鈍くなります。これは、筋肉の状態が悪い証で、疲労した状態とも言えますが、ここでは柔軟性の低下という言葉で表しています。筋肉の良い状態にするには、適度にメリハリのある動きを与えなければなりません。過度の使い過ぎや使い過ぎないは柔軟性の低下につながります。

体幹トレーニングとストレッチがなぜ必要なのか?

適度にメリハリのある動きを与える意味でも、筋肉量を増やし筋肉に余力を生み出すためにも、体幹を鍛えることは効果的です。
一昔前までは、腹筋と表現されてきましたが、現在は同様な意味で体幹トレーニングを指します。
ストレッチは、体幹トレーニングを行った後に張りが出た筋肉をしっかり伸ばすために重要です。また、仕事や運動で使った筋肉をほぐす意味でも効果的です。

腹筋と体幹トレーニングの違い

一般の方は、腹筋と言われると割れた6パックの筋肉をイメージされると思いますが、医療の世界では、お腹周り全てを含み腹筋と表現しておりました。つまり、体幹がそれにあたります。
現在では、腰痛予防は腹筋ではなく、体幹を鍛えることこそが重要となります。

当院での治療

はりを用いた、鍼治療をお勧めします。腰痛は背骨周囲の筋肉はもちろん、それ以外の深部の筋肉も影響しています。その深部を治療することは、必要不可欠となり、電気治療のみでは、深部へのアプローチが困難なために、鍼治療が最適です。
表層筋から深層筋まで、必要に応じた筋肉へ的確にアプローチが可能となります。

まとめ

症状が強い場合は、治療と言う手段が必要だと考えます。軽度な場合や予防的な意味合いでは、体質改善のために体幹を鍛えストレッチを加えることで、症状の軽減や予防に役立ちます。地味で努力が必要ではありますが、健康で活動的に毎日を過ごすためには、健全な身体を手に入れることが必要があると考えます。

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