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【症例紹介】左肩甲骨の痛みと首のこり

〜背面の中心ラインにアプローチし、少しずつ変化が見えてきた途中経過〜

今回は、左背中の痛みで来院された60代男性の患者様より、
施術後に口コミをいただいた症例についてご紹介します。

まだ途中経過の段階ではありますが、
初回から2回目にかけて見られた体の変化をまとめました。

左背中の痛みは、
いわゆる肩甲骨周囲の痛みで、
表面の筋肉だけが原因ではなく、
頚椎からの神経の影響による、いわゆる神経痛と考えられる症状でした。

このようなケースでは、
背骨に沿った**身体の中心ライン(督脈)**の巡りが弱くなることで、
深い部分に不快感や痛みが残りやすくなることがあります。

当院では、
この中心ラインへの調整を施術の軸として行っています。背中の痛みを感じる男性

■ 初回〜2回目の施術を通して見られた変化(途中経過)

1回目・2回目と施術を進めていく中で、
首・肩・背中の張り感や痛みに対して、
背中を整える鍼によるアプローチを中心に行いました。

施術後には、

・首の動きがいくらか軽くなる
・肩の重さが少し和らぐ

といった変化が見られました。

患者様ご本人としては、
「劇的に良くなった、とまでは言えない」
という控えめな実感でしたが、

ベッドに仰向けになった際の痛みが
以前よりわずかに軽くなっていることにも気づかれ、
身体の奥のほうで変化が始まっている様子がうかがえました。

このように、
「はっきり良くなったとは言えないけれど、確かに何かが動き始めている」
という段階は、
中心ラインを整えていく際によく見られる途中経過です。

■ 今回の症例について

この症例は、
「完全に良くなった」という段階ではなく、
現在進行形で変化が続いている途中経過のケースです。

頚椎の状態が整い始めることで、
肩甲骨周囲の深い痛みや首の動きも、
少しずつ変化していくことが期待されます。

焦らず、
身体の変化は緩やかに進んでいきます。
施術を重ねていくことが大切です。鍼治療のひととき

■ 同じようなお悩みの方へ

・左右どちらかに偏った背中の痛み
・奥深くに存在するような痛み
・ストレッチをしてもすぐ戻ってしまう
・「スッキリしない状態」が長く続いている

このような場合、
頚椎に負担がかかっている可能性があります。

症状が完全に消えていなくても、
今回の症例のように
「少しずつ動きが出てきた」という途中経過が現れれば、
そこから改善が進んでいくケースは多くあります。

気になる症状がありましたら、
お気軽にご相談ください。

【担当】中橋

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