今回の患者さんは、以前から来院されている方です。
定期的な通院をして頂いております。
右手のしびれを訴えられており、整形外科も当院来院前にされて、
MRIにて「頚椎椎間板ヘルニア」の診断を受けておられます。
頚椎椎間板ヘルニアは、中高年以降に多くみられる疾患です。
今回の患者さんも50代男性で、中高年に当てはまります。
症状は、右手にしびれと痛みに首や肩のこり感を訴えられています。
筋力低下などはみられません。
車の運転が続いたり、デスクワークを続けていると、右手の症状が強くみられるとのことです。
この方は、整形外科で薬の処方を受けながら、当院を併用しておられます。
頚椎椎間板ヘルニアからの症状は、前かがみやうつむき姿勢が長時間強いられると。
症状が出る場合がありますが、必ずしもこの症状があるとは限りません。
患者さん毎に症状が大きく違う事があり、症状から頚椎椎間板ヘルニアを特定する事は、
実は難しい疾患と言えます。
しかし、傾向的には「猫背姿勢」の方に多い傾向はあります。
デスクワーカーの方に多くみられ、力仕事の方にもいらっしゃいますが、少ない傾向があります。
身体の状態を注意深く確認していく必要があります。
この方は、頚椎は右側の動きが悪く場所によっては、痛みを伴います。
重要な身体の情報です。
背加奈の状態も重要です。
人により背中の状態は、千差万別でとても多くの情報が手に入ります。
猫背でも全体的に丸みを帯びています。
背中には、痛みを伴う部分があり、触れるだけでも異常があることが分かります。
何度か通院して頂くと、この程度をみることで調子を計る事ができます。
同時に、腰の状態も見ておく必要があります。
始めて来院された際には、問診時に腰の症状の記載はありませんでしたが、
触診時に確認すると、異常がみられた方でした。
これも毎回状態を確認していきます。
毎回、同じ確認を必ず行う事で、
患者さんが伝えきれない状態も把握する事ができます。
とても重要な要素となります。
一通り、確認を終えたので施術を行っていきます。
この方は、はり・きゅう治療を行っております。
ご本人さん曰く「あまり得意ではない」とおっしゃるのですが、
いつもご利用いただけて感謝しております。
身体の状態を参考にはり・きゅう治療の方針を決定します。
東洋医学を元にした治療と、身体のメカニズムを元にした治療をこの方には行っております。
施術後に状態を確認して、目標が達成できているかを確認します。
客観的に違いが出る事は、とても重要です。
確認を終え、今回の治療は終了となります。
今回の施術は
施術名(治療名):はりきゅう治療 施術料:3850円 合計:3850円
でした。
当院では、東洋医学を元に鍼灸治療を行っております。
鍼灸治療は、基本的に全身を行います。
※症状が極端に強い場合は、局所になります。
特に首に力を入れております。
首や肩でお困りの方はぜひご相談ください。
また、電話等でのご相談も受け付けております。
既存の患者さんは勿論、来院された事が無い方でも、
電話でのご相談をお受けしております。
※混雑の状況により折り返しでの対応もしております。
当院では「首を専門」としておりますので、交通事故治療にも力を入れております。
交通事故にあわれ、頚椎捻挫(むち打ち)を始めとした各種症状に対応しております。
自賠責保険で交通事故対応も行っております。
お気軽にご相談ください。